研究テーマ 日常の教材研究を一歩進めた教材開発と活用
出 典 福井県初等中等教育研究奨励事業
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《論文の抜粋》
〇教材研究および電子・パソコン教材の開発について
教材研究とは、「子どもに合った教材」を作ることで、また子どもの変容 に合わせて作ったり修正したりしていくものである(図1)。
詳しく述べると、
(A) 子どもの今の状態に対して“こうなってほしい”と いう目的を持ち、その目的を教材のアイデアに込める。
(B)アイデアを具体化する製作によって 教材の実物になる。
(C)その教材を通した係わりによって、子どもは新しい状態になる。
これら の教材に関わる活動においては、 どの段階も重要であるが、Bにお いても簡単にはいかない。
まず「目指す教材作り」に対し て、「材料、技術、手間」を掛ける。そして、技術・材料に応じた教材が出来上がり、子ども達 に提供される。しかし日常の教材研究では、「材料、技術、手間」を十分に掛けられないことが 多い。特に電子・パソコン教材においては、子ども達に提供しにくい。そこで、今回本研究奨励 事 業 での 助 成 金 を活用し、技術ある仲間と共 に電子・パソコン教材 を開発し、子ども達に 提供することとした。
研究報告書全文は、リンクの通りです。
研究テーマ マネジメント研修 実践報告書
出 典 平成29年度福井県教育総合研究所 研究発表会
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《論文の抜粋》
1.学校組織マネジメントについて(重点事項の捉え方)
(1)学校組織マネジメントとカリキュラムマネジメント
子どもを取り巻く環境の変化によって、学校組織のマネジメントはますます重要になった。そし て学校が社会に開かれ、これからの時代を生き抜く子ども達の資質・能力を育成するために、カリ キュラムマネジメントの取り組みが近年導入された。
一方特別支援学校においては、1979年に養護学校義務化が施行されてから、教科書を使いに くい中で教育活動が続いている。それによって各学校が独自にカリキュラムの開発と実績を重ねて おり、いわばカリキュラムマネジメントに先駆的に取り組んできたと自負する思いもある。 そこで本レポートにおいては、最初に学校全体をどのような観点で考察するべきかを考えたい。 この重点事項の抽出・整理までを「1.学校組織マネジメント」として記述し、重点事項それぞれ の考察を「2.カリキュラムマネジメント」として記述したい。
(2)学校全体を考察するための手法 ①重点事項を一覧するために 重点事項について校内で話しやすくするためのツールとして、学校一覧表を作成する。研修で 紹介された「カリキュラムマネジメント全体像」「カリキュラムマネジメントすごろく」を参考 にする。 ②重点事項を導き出すために SOWT分析(内外環境分析)、遠隔面談研修、通信型研修から、重点事項を取り上げる。
(3)学校一覧表(右図)の作成
①外部環境としての社会・地域の中に、内部環境としての学校を 位置づける。
②学校では、学校教育目標でもある重点事項を最上位とする。
③中央をラインで分け、左側を教育活動、右側を経営活動とする。
④教育活動では、子供に対して、直接的な授業や中期的な単元、 長期的なカリキュラムを上に載せていく。
⑤経営活動では、各校務部や学部が部署としての経営を行い、 その下に各担当が業務を行う。
⑥ライン上には、管理職や主任・部長といったリーダーが位置し、 教育活動及び経営活動を司る。 ⑦経営活動の下には、PTA(保護者)が、サポート的な役割を果たす。
研究報告書全文は、リンクの通りです。
研究テーマ 『I CT教材を活用した就労・学び・遊びを支援する取り組み』
~主に、就労支援におけるタブレット活用から~
出 典 平成28年度(第22回)日教弘教育賞 研究論文
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《研究の要旨》
タブレットや電子機器といったICT教材は、音声や写真、動画、物体の動きなどを扱うことができ、子ども達の興味や理解を促すことができる。意思伝達や移動困難の援助に役立つことも多い。本研究グループでは、こうしたICT教材の利点に3年前から着目し、IPADのアプリ研究や電子機器・玩具の改良に努め、学習活動における様々な場面での活用を試みてきた。
○事例A:高等部生徒の卒業・就職に向けて
肢体不自由と難聴を併せ持った重度知的障害の高等部3年生の男子である。思いが通らないと、自傷行為を起こしやすい。今年度、卒業と就労を控えている。言葉はなく、麻痺があるため身振りサインも難しく、写真カードもめくれないので、表出のための手段として、iPadを使用した。そして、就労のための職場体験実習において、実践を行った。
実践の中では、ドロップトーク(iPadアプリ)の選択肢を選んで、活動できた。iPadをタップしながら独り言を言っている様子があり、それを受け、したいことやして欲しいことをその場
ですぐに日程として組み入れることで、自傷行為を起こさずに過ごすことができた。その様子から、秋の実習では施設の方でもiPadを使用してくれることになり、情報交換しながら就労に向けた取り組みを続けていっている。
○事例B:パソコンを使った対応学習
こだわりが強く、興味の幅が狭いダウン症を持った小学部3年生の男子である。はめたり外したりするといった機能性のある物を操作するのが好きである。机上の課題学習で、「絵と絵の対応」「音声言語と絵の対応」といった対応学習を行った。カードを押すとスイッチが入り、問題や正誤、賞賛などの映像が出てくるパソコン教材を制作した。その結果、画面を見入るなど集中して取り組め、間違えても選択肢をよく選んで正解させるなど、学習の成果が得られた。
○事例C:仰臥位姿勢でのタブレットや玩具操作
重度重複障害を持っている小学3 年生の女子である。畳の上での仰臥位姿勢で日常生活を過ごすことが多い。仰臥位姿勢でも教材を視界に捉えながら手を伸ばして操作して楽しめないかと考え、イレクターパイプを組み合わせて教材を取り付けた。その結果、仰臥位姿勢になると玩具を見つけて手を伸ばし、視界に捉えながら遊ぶようになった。届かない教材にも、ずり這いで移動して手を伸ばして遊ぶようになった。iPadも、触り方を変えて映像の変化を楽しむようになった。
研究報告書全文は、リンクの通りです。