NHKのプロフェッショナルで、岡村隆史が3人のプロを尋ねていく番組があった。
○左官屋さんの話
・重い仕事が入ってもなかなか着手できず、他の仕事を引き受けてしまう。しかし、
その中でいろいろなヒントが見えてきて、本来の仕事に当たっていける、とのこと。
○リンゴ農家の人の話
・無農薬のリンゴ栽培に8年掛けて成功した。その間収入が無く、キャバレーの呼び
込みをした。自殺も考えた。治療代が払えず、歯を自分で抜いた。
・それでも乗り越えられたのは、家族の支えがあったからだという。
・歯は今でも入れ歯を入れていない。それは、苦しかった時の自分を忘れないため
だという。
・自分も苦しい期間が5年続いたことがあり、「負けてたまるか」と頑張った。でも、
抜け出れた本当の理由は、やはり3人の仲間のお陰だ。恩人だ。
・自分が崩れ出す大体のパターンは、「調子に乗ること」。そんな自分に、木村さん
の歯の話は重い。
○歌舞伎役者の話
・目標を遠くに置かず、明日のことに集中し、それを繰り返しているという。
・これは、子どもとのかかわりにおいても大事な視点である。
・老い、の恐怖はもちろんあるという。
・反して岡村さんは、先のことばかり考えているという。不安だからと。
・ただ僕には、職種の違いを感じた。歌舞伎の上達、上演を繰り返す仕事と、仕事の
チャンスをあれこれ仕掛けていく仕事とでは、やっぱり違ってくる、と。