突然ひらがなが読めるようになり、濁音や拗音などもクリア。絵本を一人で読むことも増えました。
それと同時に言葉も増え、今日保育園であったことなどを話せるようになりました。
先生の話もわかるようになってきて、うなずきながら話を聞くようになり、一斉指導にもほぼ入れるようになっています。
療育手帳も更新中ですが、I.Qがこの2年で40から88まで上がってしまい、多分取得は難しそうです。
ということで、知的障害のない、昔で言う「高機能自閉症」になりそうです。
さて、今日何となく新聞を見ていたら、幼児画コンクールの欄にライナスの名前が!
何と「佳作」だそうです。いやいや、すばらしい!
完璧主義なので、絵は絶対に描かなかったライナスでしたが、最近はやっと技術が伴ってきて、思ったような絵を描けるようになってきました。
好きな電車や車の絵を描くことが増えたなーとは思っていたのですが、保育園でもみんなと同じように描くことができたのですね。
どんな絵を描いたのかは分からないのですが、きっとのびのびと紙いっぱいに描いたのでしょう。
本人は「おめでとう!」と言われても、「お誕生日は終わったよー。」とキョトンとしていましたが、家族は大喜びでした。
就学まであと一年。
どこまで伸びるか、楽しみに見守っていきたいと思います。
今年も参加してきました!
LDの方々が使えそうなICTは、年々進化してますね。
知識として知ってるだけでなく、使ってみるなどしてもっと勉強しないと…と思いました。
懐かしい仲間たちにも会えて、充実した研修になりました♪(りこ)
第18回(平成30年度) ちゅうでん教育振興助成を受けました。
団体研究コース(複数校の教職員による研究・研修)
テーマ 特別支援学校での学びを豊かにする教材開発と授業作りグループ 教材活用研究会
贈呈式 期 日 平成30年10月13日(土)
場 所 名鉄ニューグランドホテル 扇の間
研究成果の概要は、リンクの通りです。
先月、STの先生と話をして、「言語面は伸びてきたね。これからさらに、語彙を増やしていかないとやねー。」などアドバイスをいただきました。
そのとき、「でも数には強い!特にパターンが決まってるものは、すぐに頭に入るよね。」という話になり、ライナスにカレンダーと時計をしました。
カレンダーは、ちょっとだけ取り入れていましたが、そこに曜日も付け加えることに。
月火水木…と、7本の指を折りながら数え、頭に入れやすくしました。
その結果、1週間の呼び名が頭に入り、「今日は○曜日!」と分かるようになりました。
さて、次に時計。
まずは短い針を読むことだけにして、長い針のことにはあえて触れず。
今何時?をクイズで出すなどしてるうちに、3日で読めるように!
自分で時計を見て、「あ、ママもう8時だから、お兄ちゃん帰ってくるね。」など言うようになりました。
よく時計をみるようになり、1日の見通しが立つようになってきました。
「ママ、今日のお迎えは何時か?」と、毎日聞くようになりましたが、まぁ、嬉しい困り感ですね(笑)。
ライナスの世界が広がり、また少し生活が豊かになった気がします。(ななうみ)
とにかく動き回るライナスなので、ヘアカットはずーっと私がしていました。
最近、理解力が付いてきて、髪は切らないといけないことも分かってきました。
プロの方が早く終わるのでは?と、美容院デビューをすることに!
ということで。
ライナスが行き慣れている、ショッピングセンターの中の美容室をチョイス。
美容室にはあらかじめメールをして、じっとしてることが苦手なことなどを伝えました。
最近のライナスは言葉だけでも大丈夫なことが増えてきましたが、念のため、iPadに「座る」などの絵カードも準備しました。
さて当日。
ライナスは「いやだー」という雰囲気でしたが、終わったらごほうびにアイス屋さんに行くことを約束すると、しぶしぶOK。
美容師さんは、特に話しかけることもなく淡々と手早く切り進めてくれました。
その結果、ライナスは何と、20分間もじっと座っていられました!
家族全員に「すごいね、偉かったね!」と言われ、ごほうびのアイスをニコニコして食べるライナスでした♪
またひとつ、経験と自信が増えました。(ななうみ)
去年は鬼の怖さが分からず、周りが大騒ぎでも無関心で、ひとりパズルをしていたライナス。
今年は「ママ、あした鬼くるよ?」「来るねー。」「うーん…。」と、怖がってる様子でした。
そして当日。
節分のお話の間は、遊戯場で寝ていたそうです。
鬼が来ると跳び起きて、「あかん!」と大声で言うと、一番に走ってお部屋へ。
新聞紙で作った豆をスタンバイしたものの、鬼が入ってくると号泣だったそうです。
それでも「おにはそと!」と頑張ってやっつけたんですよーと、先生から聞きました。
私の顔を見ると、「鬼来たよ!赤鬼が、3ついた。」と教えてくれました。
その後、鬼が園長室で着替えをしていたのを見てしまったライナスは、「まだいる。」と怯えながら車に乗りました。
相当、怖かったのでしょうね!
寝る前も、「そらくん、食べられたみたい。」と言っていました。(ななうみ)
帰り際に友だちと、「バイバーイ、また明日ねー!」と言い合うようになりました。
一年前は友だちに興味がなかったのですが、今は同じ歳の子の顔と名前は覚え、自分から関わろうとすることも増えてきたようです。
「ライナスは、よしくんもあっくんも仲良しなの?」と聞くと、「うん、よしくん好き。あっくん好き。」
そして大声で、「きーくんは、大嫌い!」
ん?嫌い?!
いや、これはすごいことですよ。
友だちのことが分かり、好き嫌いがライナスの中で芽生えてきたなんて、大きな成長です♪
「きーくんはなんで嫌い?叩くの?」「叩かない。」「うるさいの?」「うるさくない。」「ふーん…」
結局、「(発表会のとき)オオカミさんしてた。」としか言いませんでした。
保育園の先生も、「発表会の練習で、きっと何かがあったんでしょうね!」と笑っていました。
お友だち、ありがとう♪(ななうみ)
いつものように、テレビに天気予報が映りました。
その瞬間、ライナスが、
「ママ、今日は北海道は雪だって。九州の博多は晴れで、大阪と東京は曇りだってー。」
えっ?!!
北海道??九州の博多ですって??
もちろん、これが日本地図だよなんて勉強させたことはなく、意識して見せたこともありません。
すぐに日本地図を見せると、
「ママ、これが九州で、ここが博多。ここが大阪でここが東京。ここは北海道でE5系が走ってるの。」
なるほど!!
ピンときました。
そういえば先週、ライナスが読んでいた新幹線の本に、路線図のページがありました。
これが九州新幹線、博多駅があってね、みずほとさくらが通っててね…など、何となく言いました。
その時は全く無反応で、すぐに次のページをめくっていたのですが、しっかり聞いていたのですね!
そして、天気予報の日本地図を見て、同じだと分かったのでしょう。
もちろんまだ、日本という国があるという概念はなく、自分の家はここらへん…なんて思ってもないと思います。
が、興味と得意分野が合えば、ライナスは一回で頭に入るんですね。
一方、一年生の兄は、日本地図で「僕んちここ。」と指せますが、東京や大阪は「行ったけど、分からん!」でした。
そうですよね。
ちなみにライナスは、まだイヌとネコが分かりません(笑)。
日本地図よりも簡単だと思うんですけど、形がいろいろなので難しいんでしょうか。
散歩してる犬を見て、「ママ、あれはネコやな。」と言うことも。
「イヌですよー(笑)」(ななうみ)
みなさんは、自分の得意なことと不得意なことを知っていますか?
ライナスと兄の朝の支度を見ていると、毎日不思議だなーと思うことがあります。
「1番、着替え。2番、ごはん。3番…」などと伝えていくと、ライナスは5つまでなら覚えて、その通りに行動できます。
スケジュールボードも作りましたが、必要がなくなりました。
帰宅後もサッサとする事をして、いつも兄より先にiPadを手にしています。
一方、兄はI.Qは高いのですが、ワーキングメモリーが低いので、ひとつのことしか頭に入りません。
そのひとつさえも、「あれ?何だっけー?」と止まってしまうことがしばしば(笑)。
帰ってからすることも、スケジュールボードを見ないと進まずです。
が、それを「あはは、まぁいいか!」と笑い飛ばせるところが彼の強みです♪
ふたりの得意不得意は、正反対。
ルーティンが決まっている日常の生活面では、ライナスの方が断然スムーズにこなせています。
ライナスは自閉と知的障害を持っていて、兄は優秀な小学生なんですけどね。
生活上の困り感は逆転しているので、見ていると不思議な感じがします。
ただ、ライナスの特性上、臨機応変な対応はできません。
そこは一生の課題だと思うので、これからの経験で学習していけるといいな♪
自分の不得意なことを理解していて、何らかのツールを使ったり人に助けてもらったりすることも含め、苦手さをカバーできる方法を知っていれば、大体のことは何とかなるのではないかと思います。
ちなみに私は、ライナスの兄と同じく忘れっぽいので、仕事もプライベートもメモは欠かせません(笑)!
自分を知ることって大切ですね。(ななうみ)