ゆっくりさんだったライナスにも、ようやくことばの爆発期がきました。
最近、女の子と男の子が分かるようになり、嬉しいようです。
そんなある日。
保育園のお迎えに来ていたお母さんを指差して、「ママ、これ、女の子やな!」と一言。
ひー☆
指差して「これ」は、まずい!
とっさに、「手はパーがいいね。この人はお友だちのママだね!」とフォローしました。
お母さんが笑って去っていった後、次にお父さんが…
ああ、もっとヤバイぞ!と思った瞬間…
「ママ。これ、おじさんやな!!」
ライナスの手を上向きに向けて、「そう、お友だちのパパだね!」と言い直し、すぐさま帰りました☆
ここで、「おじさんで言うと怒られるよ!」などと言ってはダメです。
大きな声で「おじさんて言ったらあかんな!」と言うようになってしまいます(笑)
ことばが含むニュアンスが分かりづらいのは、ASDの特性上仕方ありません。
今は、ことばが出てきたことを喜びながら、一つ一つ正しい行動に置き換えていきたいと思います。
「おじさん」に含まれるニュアンスを教えるには、もう少し理解力がアップしないとですね。
いつその時がくるのか、今は楽しみに待つことにしましょう♪(ななうみ)
兄や姉のときは、ただ楽しみだった発表会。
が、今回は「どうなるんだろう?」と緊張感しかありませんでした。
担任、副担任の先生は、若い方なのですが、日ごろからライナスをうまく扱ってくれています。
心配ごとがあると、「舞台に上がりたがらないのですが、どうしましょう?」などとすぐに相談してくれました。
ライナスから「アリの役がいい!」と言ってきたらしく、部屋の中ではお面もつけてみんなとできていたそうです。
合奏もカスタネットを選び、楽しくやっていたとのこと。
ただ5日前になり、舞台に登るのがイヤ!と逃げていくので、出れそうにないですと言われました。
半年前のライナスなら、舞台はすんなり上がったと思います。
が、成長して、「これは何かあるな?!」と感じるようになったのでしょう。
ということで。
1日だけ練習をおやすみして、発表の全体の動きを見せてやって下さい!と言いました。
先生の膝の上にちょこんと座り、みんなの発表をニコニコ見ていたそうです。
そして翌日、何と自分から舞台に上がりました。
そして、とうとう発表会当日。
親と先生たちはドキドキでした。
ライナスは合奏と歌が始まると、ちょっと顔を出したもののすぐに引っ込み、舞台裏から「イヤなのー!!」という叫び声と、「うわーん!」という泣き声が。
先生と格闘している様子でした。
5分後、劇はみんなと出ることができました。
が、笑顔で舞台を走り回り、最後のスライドショーは観客側に来て眺め、先生が小声で「こっち~」と誘うと、「僕はこっちがいいの!」と叫ぶなど、お客さんの視線はライナスに釘付けでした。
最初は、あの子は何だろう?という雰囲気でしたが、ライナスの笑顔と自由さに笑いが起き、帰り際は、「ハラハラしたけど面白かったわ。」「あのアリが主役やったな。」と言ってくれる人もいて、ホッとしました。
ほんと、ドキドキの1日でした。
本人の成長はもちろんですが、ライナスの周りの人たちの温かさに感謝です。
今日の経験は、ライナスの自信になっていくと思います。
来年もまた一悶着あるのでしょうが…
先生、お友だち、そのお家の方々、これからもどうぞよろしくお願いします!(ななうみ)
私には、3人の子どもがいます。
勉強が得意な姉、スポーツ好きな兄、自閉ちゃんのライナス。
私にとってライナスは、3人の中で一番育てやすい子です。
あ、大変ですよ(笑)
大変さではもちろん、ダントツ一位です!!
なんでだろう?
私自身が、自閉ちゃんの事をよく知ってるからかなあ?私は大学時代から特別支援専門で勉強したので、マイナスなイメージはありませんでした。
ただ、「違う」ということは確かです。
男の子と女の子を育ててみると、その違いに驚きますよね。
定型発達の男の子や女の子とは違う成長ぶりが体験できるのですが、定型発達の枠に当てはめようとすると、親も子も辛くなると思います。
男の子が走り回るなら、女の子はおしゃべりしまくっていても当然。
自閉ちゃんなら、何らかの偏りがあっても当然。
どうせならそれも楽しまなきゃ!と思っています。
周りの理解があると、さらに楽になるのでしょうけどね。
うちは夫も同じ想いなので、感謝しています。
だからうちでは、ライナスが引き起こすハプニングで、毎日笑いが絶えません。
祖父母も理解してくれていて、たまに預かってくれます。
これからの不安がないか?とたまに聞かれますが…
兄弟3人とも心配の質は違うけど、量的には同じくらいかな。
ライナスに関しては、どうせなら思い切りマイペースな生き方をして欲しい!と期待しています。
彼の一番の味方として側で応援できたなら、それで十分幸せです。(ななうみ)
最初に試したのは、チポロ。
もともと探し物用のグッズなので、探知するのは約60mです。
複数の携帯に登録ができ、約60mの範囲から出てしまっても、最後にいたところが地図に出ます。
また、チポロに近づいたら通知する機能もあり、手がかりはつかめます。
ケータイからチポロを鳴らしたり、チポロからケータイを鳴らしたりもできます。
薄くてキーホルダー程度の大きさなので、直接服に付けるのにも便利でした。
ところが3歳になり、さらに足が速くなり、4歳になると見つからないように隠れるという知恵もついてきて、チポロは断念。
そしてついに、GPS botを購入しました。
これは最強!
どれだけ離れてもほぼ正確だし、足取りも過去に遡って追えるし、通知機能まであり。
お値段も月々、ワンコイン以内です。
複数のケータイに登録でき、この範囲から出たら通知、この範囲に着いたら通知、などの設定もできます。
しばらくはこれに落ち着きそうです。
チポロは今、兄に使ってます。
兄弟を連れて公園に行って、弟について急に離れるとき、兄に付けたチポロを鳴らすようにしています。兄はそれだけで私を探し、おいでー!とジェスチャーすれば戻ってきます。
GPS botは、保育園がお休みの土日しか使わないので、平日は兄の了承を得て、ランドセルに入れています。
お迎えに行くときに行き違いにならず、助かったこともありました。
最近はさらに、ヘルプマークも付けています。
近所のお店にはライナスの特性を伝えてあるので、レジ待ちでぴょんぴょんしてても微笑んでくれます。
ヘルプマークは国体のおかげで福井にも普及し始めましたが、まだ見かけることは少ないですね。
車社会なのも原因のひとつかなぁ?
ただこれらは、あくまでも安心グッズ。
もちろん、目を離さないようにするのが基本です♪(ななうみ)
LEDタイムタイマーの基板が完成しました。
LEDが上の方から、1/10ずつ消えていきます。
木枠を作り、基板を取り付け、ペンキを塗って完成です。
もう少し・・・(かつ)
「何歳?」と聞くと、にっこりして「なんさい!」と答えます。
そうです、息子はASD。
笑顔が可愛い、自閉ちゃんです。
1歳半で診断が出て、今は保育園の年少さん。
言葉は少なめ、新幹線とゲームが大好きな男の子です。
今までの様子も振り返りつつ、ライナスのこれからを記録していきたいと思います。
わが家の育児の工夫、オススメのグッズ、療育手帳の使い方なども紹介していきますね。
どうぞ、よろしくお願いします♪ (ななうみ)
先日泊まりで行った、指導実習の結果が来ました…
見事合格、やったぁー!!
いやーこの3年間、県外まで出向いて、20回以上の試験をよく頑張った☆
あとは、7ヶ月後の最終試験。
よーし、頑張らねばだーヾ(o´▽`)ノ ☆ (りこ)
公益財団法人 日本教育公務員弘済会が主催する
平成28年度(第22回)日教弘教育賞 支部奨励賞を受けました。
研究テーマは、
『I CT教材を活用した就労・学び・遊びを支援する取り組み』
~主に、就労支援におけるタブレット活用から~
研究資料は、リンクの通りです。